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■ 掲示板の記録・・記事No.416 Re:脱泡法について・・エポキシ樹脂の気泡は ■ 熱硬化性樹脂(2液性)で脱泡時間というのは |
416 この記事にコメント Re:脱泡法について・・エポキシ樹脂の気泡は・・ 阿部/ブレニー技研 2003/08/09 14:25 bmdi4186.bmobile.ne.jp > どうもはじめまして。お伺いしたい事がありますが、熱硬化性樹脂(2液性)で脱泡時間というのはどれくらいが普通なのですか?あまりしすぎると樹脂が固まってしまうという事はないのですか?ちなみに遠心力で脱泡する方法です。
はじめまして、ブレニー技研・阿部と申します。
熱硬化性樹脂(2液性)と言いますと、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂・・・いろいろでしょうが
共通すると思われます「脱泡時間というのはどれくらいが普通なのですか?」・・については
あまりしすぎると樹脂が固まってしまうという事はないのですか?・・と関連して
可使時間・・ポットライフ・・2液を混合開始してからの・・可使・・液状の状態で使える時間
通常&大半のケースでは、混合直後より、反応発熱し始め、粘度が低下して・・可使時間のタイムリミットに近づくと、反応発熱が・・急激に大きくなり、粘度は極めて低粘度の状態より、一気にゲル化・固化へ進みます。
** このポットライフ限界時間の直前(++プラス++後の注型など作業時間)までが・・脱泡時間・・と言うことと思いますが・・・ *****
もう少し、感覚的な言い方ですと、
「混合後・・多少、暖かい・・OK 発熱して・・熱い・・リミット時間過ぎる・・NG」
** ただ、遠心脱泡にて実施とのことですが、・・・小生であれば、遠心脱泡より、型を加熱・暖めて・・気泡の除去、気泡を入りにくくすることで・・作業方法を組み立てると思いますが・・・*****
** 樹脂の温度(主剤)も多少、材料により、暖めますが、ポイントは型の温度・・型が暖まっていれば・・型の表面の樹脂が当たった瞬間に低粘度化します。流れが良くなり、気泡も抜けやすくなります。
また、型に当たった時点より、樹脂が昇温しますので、可使時間の確保にも有効と思います。
ご参考まで。
ではでは、また、いろいろ教えて下さい。 |