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■ 掲示板の記録・・記事No.166 標本を作りたい ・・ご参考となれれば ■ 草花 昆虫の密封標本を作製しようとして |
166 この記事にコメント Re:標本を作りたい・・・ご参考となれればいいのですが・・ 阿部/ブレニー技研 2001/10/18 22:32 ntt1-ppp299.gunma.sannet.ne.jp > 草花 昆虫の密封標本を作製しようとしています > 一番適したクリアレジンをさがしています > 一番大きな物で高さ5縦5横10センチサイズで肉厚なものです > ご教授のほどお願いします > 大分県在住ですが、販売店などあったら教えていただきたいです
お問い合わせありがとうございます。お答え・・・余計なことの方が多いと思いますが・・
・・・結論として思いますには・・・
1.エポキシでは・・・・・ デブコンET(ITWデブコン社の透明エポキシ樹脂)の硬化剤と弊社GM-9002の主剤を所定の配合比 で使う。・・主 剤(GM-9002) / 硬化剤(Devcon ET) = 100/50 或いは、もったいないので、GM-9002の主剤とETの主剤をブレンドして使う。
2.ポリエステルでは・・・・・価格的にこちらが本命ではとも思いますが・・・ 日本触媒の透明品が適しているとも聞いたことありますので直接問い合わせてみてください。 また、日本触媒他、お調べは、大日本インキ化学、日立化成、三井化学、武田薬品、 日本ユピカ、昭和高分子などが主要メーカーですので、直接、担当部署にお尋ね下さい。
コストやご利用の条件にて、エポキシ樹脂かポリエステル樹脂か共にご検討されればと思います。
小生としては、下記、思いますので、ご参照下さい。
> 一番大きな物で高さ5縦5横10センチサイズで肉厚なものです 材料の使用量は・・・250〜300gですので・・・恐らく・・いろいろあります&できます。
弊社の関連では・・主 剤=GM-9002にて、硬化剤=開発企画品=H-5.5〜5.7 これは、600g注型用として10×20×3センチサイズ・・**大学・工学部のシミュレーション用としての開発企画品です。また、デザイン学校向けGM-9011関連等々。 また、無黄変タイプ開発中のもの(50〜70℃--20時間硬化)も・・使用可能とも思います。
ただ標本用として発売するのは・・・気が進まないのです。 会社として売れれば何を販売してもいいのだろうか?・・・と思っております。一昨年より、この件は、折に触れ各ご担当とも話しており、ご利用の方々とも話しております。
**** こんなメールでの交信もさせて頂きました。******
●昆虫標本キットってできますか?
●子供の頃、母が趣味で作っていた。樹脂製品?(文鎮・灰皿・ブローチ)などに花などいれて 作るキットがあったと記憶してます。 今回は、昆虫を入れて保存したいと考えています。 一度、東急ハンズさんで、******製のエポキシ樹脂をシリコン型に注入し作成しましたが うまくできませんでした。 問題点 1昆虫の比重が軽く樹脂が固まる前に、上部に浮いてくる 2表面が、波波になる。 3大きさが異なり シリコン型が合わない 4キーホルダー・ペーパーウエイトなどにもしたい (穴加工など)
など問題が発生しています。
●ご意見お聞かせください。宜しくお願いいたします。
----------------- 初めまして、メール頂戴致しました。お問い合わせの内容に類似する件は・・・何回もあります。
用途は・・それぞれ異なるのですが、共通点は・・・透明の固まりを・・製作したいという内容です。また、お問い合わせの用途の件については、***からの要請もあり、弊社関連でも、検討しております。
「昆虫標本キットってできますか?」のテーマにては・・・技術的には・・・可能です。
問題点は・・・いろいろあります。
以下、ご参照くださいませ。
●私は、******会社員です。 子供の頃、母が趣味で作っていた。樹脂製品?(文鎮・灰皿・ブローチ)などに花などいれて作るのキットがあったと記憶してます。
●今回は、昆虫を入れて保存したいと考えています。
小生どもは・・・生物を封入する材料を開発販売することについて・・・ためらいがあります。
生き物を、透明樹脂の中に閉じこめて・・・いいものだろうか?
また、たとえば、死んだ生物を封入するとしても・・・一部には、生きたまま、入れてしまう・・お客様も出てくるのではないかまた、角度を変えたご意見では・・・昆虫は最近、高価で、死んだ後、封止などの手段をとらないと、手がもげたり足がもげたり、あるいは、埃がついたりということで・・・是非とのご意見も頂きました。
ただ、小生どもは・・・正直・・・あまり・・・気乗りしない・・というところが・・本音です。 生き物を・・不自然な姿で・・・と言うことに対して・・・未だこの点は・・わだかまっております。別のご用途は・・・例えば・・・****透明模型を製作して・・・中の動きを見るとか、顎の透明標本を製作して・・・シミュレーションする、透明品レプリカを製作して流体のシミュレーションをする、透明品にLEDを封止し、光拡散して、レンズ製作をする
また、ジオラマの水を表現する等々・・・いろいろな多くの用途があります。
従って・・・・市販はしておりませんが・・ ・・・・・***さんのご用途のもの・・恐らく・・適合品はお渡し可能とも思います。
●一度、****さんで、*****製のエポキシ樹脂をシリコン型に注入し作成しましたがうまくできませんでした。
●問題点
●昆虫の比重が軽く樹脂が固まる前に、上部に浮いてくる
2回から3回に分けて、注型すればいかがでしょう。
1回目で、昆虫を置く、例えば透明の土台をつくります・・・枠に10ミリ厚みで、流し込むのみ、硬化後、昆虫を置き、透明樹脂で1回目の透明土台に接着する最後に・・・2回目の注型をして、封止完了。
●表面が、波波になる。
エポキシ樹脂は、ご承知の如く、主剤と硬化剤の反応で==反応発熱の発生・・・液の上下、対流が発生します。
******社の該当商品は・・テストしたことありませんが・・・発熱の対流をおさえないと・・横から見た時にもゆがみ(対流)の発生を生じていると思います。
ですので、エポキシ樹脂の場合・・・雰囲気温度、注型量と厚みにより、それぞれ、反応速度を主 剤と硬化剤の組成でも変更しなくては・・なりません。
または、商品に適した・・注型量とか、作業温度をキープすることが、防止対策となります。
●大きさが異なり シリコン型が合わない
よく・・判りませんが・・・シリコーン型より、標本が・・極度に小さい?または、標本が大きくて・・入らない?
エポキシ樹脂の場合・・・アクリル板を接着剤(塩化メチレン)で、組み立てて、(立方体、直方体ですが)・・・製作します。
通常の完全反応タイプ(溶剤の添加していないもの)のエポキシ樹脂でしたら・・硬化後・・鏡面でとれます。(工業用シリコーン型でも5〜8ヶ程度は鏡面で製作可能です)
●キーホルダー・ペーパーウエイトなどにもしたい (穴加工など)
ハンドドリルやボール盤などで・・・孔開け可能と思います。また、リーマー通しも可能と思います。比重は約1.1程度ですので・・・水より・・わずか重いという程度で・・ペーパーウエイトにはそれなりにと思います。
●など問題が発生しています。
弊社で開発中のものは・・・100g注型タイプで、50×50×20〜25ミリ厚み用のものからラインUPしようと思っています。
具体的な・・発売予定はありませんが・・・100g(仮品番GM-9011-1)、 タイプ300gタイプというように・・予定しております。
うたい文句は・・・さらさらの極上低粘度・高透明エポキシ樹脂・・というコンセプトです。
また、問題点として、********社のものより・・・高価、低粘度に改善しても・・・小さい泡・・標本のまわりに・・注型したとき・・ついて離れない気泡どうするかなど・・まだ、問題点として、抱えています。
標本製作では・・ありませんが・・・デザイン学校向けに・・GM-9011-1試作している記録がありますのでまた、HPにも・・今月中にUP致します。ご高覧下さいませ。(未だUPしていませんが)
取り急ぎ、ご一報まで。
-------------- ●生き物をケースに埋め込むことは、確かに違和感があります。 わたしもそうでした。現在も抵抗はあります。 特に、生きた生物を毒ビンに入れ殺した後に標本にする たしかに 残酷です。学術的にいろんな方法で残す ことも重要です。 ホルマリン・乾燥標本・剥製・たしかにそうです。 営利目的な採集、乱獲も大問題になっています。
その反面、高い金額で購入した生き物を後々残すこともしたいとおもいます。 いつも、標本を作りながら、ジレンマになります。
大変、参考になりました。
●でも、残したい気持ちは捨てれません? --------------------------
メール頂戴致しました。ありがとうございます。
●生き物をケースに埋め込むことは、確かに違和感があります。 わたしもそうでした。現在も抵抗は今でのあります。 特に、生きた生物を毒ビンに入れ殺した後に標本にする たしかに 残酷です。学術的にいろんな方法で残す ことも重要です。 ホルマリン・乾燥標本・剥製・たしかにそうです。 ●営利目的な採集、乱獲も大問題になっています。
ですね。確かに、種のホモタイプとか、新種同定上の標本とか、それはそれとして 有用なのでしょうが。
●その反面、高い金額で購入した生き物を後々残すこともしたいとおもいます。 ●いつも、標本を作りながら、ジレンマになります。
ですね。どんなことをしても・・着色とか、色付けをしない限り、殆ど生物標本は変色してしまいますので。
甲虫類や蝶類などでも・・・でしょうか?
●大変、参考になりました。
●でも、残したい気持ちは捨てれません?
了解致しました。
●うまく、作れるマニアル 文献などありませんか?
科学博物館のものでも、******のものでも・・・あまり、この辺の・・封止という方法の手法では
聞いたことがないのですが。
エポキシ樹脂の関係では・・20万トンと比較的生産量は、少なくない樹脂なのですが、ほとんど・・・工業用で、わずかに・・接点として・・*****などが店頭販売です。
工業用のエポキシ樹脂としての・・この辺の文献は、見かけたことがありません。
エポキシ樹脂の封止となりますと・・・電子パーツ、PCB封止、LSI封止などとなってしまいます。
また、**さんの仕事の関連で・・・エポキシを工具商などに依頼すれば・・いろいろ資料を持ってきてくれると思います。製作マニュアルとなりますと・・・とりあえず今月中に、デザイン学校向けのもの・・UPしますが (未だUPしておりませんが)
エポキシの取り扱い&該当するご用途・・・枠を製作して、配合比をまもり、泡を巻き込まないで、流し込む・・・という具合ですので・・・なかなか・・無いような気がします。
気泡を完全に除去するには・・真空脱泡するとか、
手軽にするのであれば http://www.sannet.ne.jp/blenny/gm9002_void1.htm のような方法もあります。
●やはり、自然は大切にしないと.....
●今の子供は、生きる大事さや物を作る楽しみを知らない子供が増えています。
また、弊社の100gタイプとか、300gタイプとか・・・固まりとなりますタイプも、年内に発売の機会あるかもしれません。
*****店頭にて、見かける機会ありましたら・・是非、ご検討下さいますよう願います。
ご不明な点は・・・いつでも・・お気軽にお声かけ下さい。
-------------------------------------------------------------------- 小生もハナカミキリやゾウムシなどまた、クロアゲハなどのハネにエポキシの真空含浸したらどうなるのだろーなどと思うのですが・・悩んでおります。 -------------------------------------------------------------------- |